「幸」と「福」

 
【幸福】という漢字は

【幸】と【福】という二文字からできています。

どちらも「さいわい」という漢字ですが

【幸】という字は、偶然的なさいわいを意味します。

 

家族に恵まれていたり、想いもよらない素敵な縁だったり。

(究極的には偶然というものはなく、全ては必然とも言えますけど)

宝くじがあったりなど、「自分の中に原因がない」さいわいです。

もうひとつの【福】は、自分の中に原因があるさいわいを意味します。

【ネ】は【示偏:しめすへん】で「神様」をさしています。

【示】というのは、【神の光】つまり天から光が射してるのを表していて

右側のつくりの部分は、田の上に俵を積上げたという意味です。

つまり【幸福】というのは、

偶然的(自分以外)のさいわいと 天のもとで積上げた努力(自分自身)のさいわい

両方が揃っていることなのです。

【福幸】ではなく【幸福】になっているのがまた興味深いところで

【幸せ】は家族との縁、友人との縁、必然的だけど偶然な出逢いです。

だから、【幸せ】は儚いものでもあるのです。

人間関係を【幸福】に変えていくには、運良くであった【幸せ】を大切にして

天のもとで積上げる努力がやはり大切なのだと

【幸福】という漢字は、伝えてくれているような気がするのです。